2/16/2008

カメラバッグ

カメラを持ち出すとき,意外と重要なのがカメラバッグである.カメラバッグの使いやすさは撮影の調子に結構影響する.使いたいときにストレスなくカメラやレンズが取り出せ,逆に必要ないときにはすべてのものがきちんと収まらないと困る.使い勝手がよく,しかも持ち歩くカメラやレンズに合ったサイズのものを見つけるのはなかなか難しい.

カメラバッグと言っても,僕は専用のカメラバッグは持っていない(昔は持っていたが,なくしてしまいました).普通のバッグにクッションの入った中仕切りを入れてカメラバッグとして使用している.専用のカメラバッグに比べてポケットが少なかったり,耐久性がいまひとつだったりするかもしれないが,カメラバッグとして使わないときは中仕切りを取り出して普通のバッグとしても使える.もちろん中仕切りも他のバッグに転用できる.

中仕切りは複数の写真用品メーカーから出ていて,サイズのバリエーションは多い.使うカメラのサイズと同時に持ち歩く他の機材や交換レンズから,それらがすべて収まるのに必要な中仕切りの大きさをまず決め,中仕切りが程よく収まるバッグを探す.バッグを選ぶときのポイントとしては,中仕切りが納まるのに十分なマチがあること(高さと幅はあっても,マチの十分なバッグは意外と少ない),そしてショルダーストラップがついていることである(肩掛けにすれば両手が使えるのでカメラの取り出しやレンズ交換がスムーズにできる).

何だかんだ言いつつ,行き着いたのは吉田カバン(Porter)のTankerシリーズである.別にPorterの大ファンというわけではないのだが,デザインは嫌いではないし,持って行く場所を選ばず使いやすいのでついつい手を出してしまう(実はカメラバッグ用以外にも財布やブリーフケースなどTankerのものをいろいろ持っていたりするが・・・).Tankerはバッグ自体に中綿が入っているし,軽くて丈夫なナイロン素材(米軍のM-1フライトジャケットと同じ素材)でできている点もよい.そんなわけで,現在使っているバッグたちはこちら.

[その1・二眼レフ/小型一眼レフ用]


Tankerのショルダーバッグ(品番622-08810,W280mm×H200mm×D110mm)+小型中仕切り(ハクバ・インナーソフトボックス4型=品番334296,W220mm×H120mm×D120mm).二眼レフがちょうど納まる高さとマチを考えてこのサイズになった.見た目はかなりコンパクトだが,これでも二眼レフ一台と露出計,フィルム,ブロアー,携帯,財布,文庫本1冊くらいは無理なく持ち歩ける.小型の35mm一眼レフと交換レンズ1~2本でも大丈夫.ちょっと出かけるときに肩に掛けて行くのにちょうどよいサイズで,写真を撮るつもりがなくてもとりあえず持っていくことも多い.それにしてもこのバッグ,街中で肩に掛けて歩いている人をよく見かけます.



[その2・SL66用]


Tankerのトートショルダーバッグ(品番622-06673,W350mm×H350mm×D100~180mm)+大型の中仕切り(エツミ・クッションボックスフレキシブルL=品番E-6123,W330mm×H220mm×D100~170mm).SL66を縦にして入れることにして,交換レンズ2本とプリズムなどのアクセサリーも入れられる余裕を考えた.そこそこの高さが必要になるのでトートバッグにしたが,ショルダーストラップが付けられてこの大きな中仕切りのぴったり収まるトートバッグはこれくらいしかなかった.トートということでバッグの口が大きく出し入れがしやすい反面,完全に閉められないので中仕切りをさらにナイロン製の巾着袋で覆って中で口を閉じられるようにしている.SL66をフルセットで持ち歩く機会はそうそうないだろうが,大は小を兼ねるということで複数の二眼レフや一眼レフを入れることもできる.また,書類やノートパソコンもすんなり入るサイズなので,撮影以外の目的にも重宝するバッグである(そもそもこのバッグの本来の用途は撮影ではないですが).